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ノーベル賞受賞者らが仕分け批判で集結 「世界一目指さないと2位にもなれない」 [ニュース]

首がもげるほど同意してうなずきたい気分だったのでw

最近は逐一全てのニュースを追う余裕がなかなかないけども、スパコン開発費削減とか
「1番目指さなくても2位じゃだめなの?」とか心底腹が立っていたので[むかっ(怒り)]
1位目指さない奴が、2位なんて狙ってとれるものなのかよ!!と家でキレてました(苦笑)
私にはそんな生ぬるい気持ちで世界2位が取れるとは思えません。
トップ10にだってそんな気持ちじゃはいれないんじゃないのかな?
そしたら本職のすごい人達が言ってくれたので、ちょっとすっきり。

科学だったり、基礎研究だったり、医療なんかもそうですが、「研究強化→即利益UP」ですぐに結びつくのかって言うと、それってなかなか難しいと思うんですよ。地道な部分も沢山あるだろうし。
それに、基礎がきちんとしてなければ
その後の発展分野で伸びることは難しいだろうし、結果として表側にはっきりとは見えないし、わかりにくいけど色々な分野で利用できるような重要な知識ってのはあるんじゃないのかなー、って思ってました。
下地があってこその発展、というか。
今儲からなくても、将来の為に投資して努力していく事って絶対必要じゃないんですかね?
そのへん、ほんっとーーーに!よく考えて欲しいものです。

以下YahooのITメディアニュースより転載です。

ノーベル賞受賞者らが仕分け批判で集結 「世界一目指さないと2位にもなれない」

 「事業仕分け結果は、科学技術に関わる人材を枯渇させ、取り返しのつかない状態を引き起こす」――利根川進氏らノーベル賞を受賞した科学者など6人が11月25日、政府・行政刷新会議による事業仕分け結果を批判する緊急声明を発表した。6人は東京・本郷の東京大学で記者会見を開き、慎重な議論と科学技術の重要性を訴えた。

 6人は利根川氏と江崎玲於奈氏、小林誠氏、野依良治氏、フィールズ賞受賞者の森重文氏、発起人で東大名誉教授の石井紫郎氏(法制史)。益川敏英氏も賛同している。

 事業仕分けでは、次世代スーパーコンピュータ開発や大型放射光施設「SPring-8」、研究への補助金、国立大学法人の運営費など、科学技術・学術関連予算の多くが削減・凍結と判定された。

 声明は、仕分け結果が「現政権が目指す科学技術立国とは逆の方向を向いている」と強く批判し、若者の科学技術離れや研究者の海外流出を懸念。仕分け結果をそのまま予算に反映するのではなく、科学技術の専門家の意見を聞いた上で適切な配慮するよう要望。「将来に禍根を残すことのないよう、強く望む」としている。

●「世界一を目指す意気込みでやらないと、2位にも3位にもなれない」

 発起人の石井氏は、「仕分け作業で日本の科学技術を支える若い人に『科学者はやっかい者』という負のメッセージが進行している」と懸念し、声明を作成して賛同者を募ったという。

 江崎氏は日本人にノーベル賞受賞者が少ないことを引き合いに、「日本の科学技術は一流ではない。ここでお金を出さないとますます悪くなることは明らか」と皮肉交じりに話した。

 理化学研究所が開発を進める次世代スーパーコンピュータについて、事業仕分けの際に「本当に世界一になる必要があるのか、2位ではだめなのか」という意見が出たことに対し、利根川氏は皮肉を交えて反論。「世界一を目指してもなれないもの。世界一を目指す意気込みでやらないと、2位にも3位にもなれないことを理解すべきだ」

 理研理事長も務める野依氏は「科学技術や教育は短期的な費用対効果で評価されるべきではない。もう少し見識ある議論があって然るべき。スパコンや加速器はインフラ。国として整備が必要だ」と訴えた。

 理研が天下りを受け入れているという批判には、利根川氏が「国の研究機関に役人が天下る必要はないと思っているが、天下りがあるからスパコンはストップすべきというのはおかしい」と反論。天下り問題とスパコン開発は「仕分けしてもらわないといけない」と切り返した。

 科学と技術の必要性を社会に訴えていくことも「科学コミュニティーの責任」と江崎氏は指摘する。「日本の科学者も米国のように産業界と協力し、スパコンがどういう風に使われているかなどをPRする必要がある」という考えだ。

 利根川氏は「日本の大新聞の科学部は米国と比べて専門知識がない」と指摘。科学の重要性を広く理解してもらうためには「マスコミにもっと科学を理解してもらわないと」と注文を付けていた。【岡田有花】


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ff

じゃあ、これはどう思います?
結構正論だとおもいますけど。
けっしてスパコンが要らないっていってるわけではないです。

「京速」は潰れるべきだったのだ。明日の世界一のために
http://www.nurs.or.jp/~ogochan/essay/archives/2132

>それに、基礎がきちんとしてなければその後の発展分野で伸びることは難しいだろうし、
> 結果として表側にはっきりとは見えないし、わかりにくいけど色々な分野で利用できるような重要な知識ってのはあるんじゃないのかなー、って思ってました。

だから、今の「京速」へのお金の投資は、そうなってますか? ってことでは?

by ff (2009-11-28 11:54) 

まゆ

>ffさん
はじめまして、いらっしゃいませ。
リンク先のPGの方のBlog拝見しました。

パーツがどうとかその辺の技術論に関しては、私は素人なのでよくわかりませんが、それでも技術国として日本がTOPを走っていけるよう頑張る為には何らかの研究開発は必要と思います。ですので、ブログ主さんの「日本が世界一のコンピュータが作れるようになること」が必要だという事に異論はない、という姿勢には賛成できますし、技術屋さん的視点だとこういう見方もできるんだよ、って話は別段おかしいとは思いません。


ですが今回、民主が予算を減らす上で、Blogの方の様に業界や技術の行く末を考えて結論をだしたとはとても思えません。
今回のコンピュータを止めて技術的にもっと伸びそうな○○に費用をまわす為にこっちは無駄だからあっちへまわすよ、って削るのだったら納得が言ったと思います。でも私が見た範囲の新聞記事等では、とてもそういった将来性を考えての対応とは思えませんでした。
だから、業界側や研究者の方から異論や苦情がでても当然だと思います。
そもそもそんな短期間のやっつけ仕事で簡単に結論が出る問題なのかも疑問です。

ですので、今回民主が削った理由がffさんのおっしゃる
「今の「京速」へのお金の投資はそうなってますか?てことでは?」
という意味には全然感じられないので、今回の説明には納得できないし、賛成しようとは思えません。
by まゆ (2009-11-30 15:23) 

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